保育士って産休取得できる?法制度についても紹介!

  1. その他お役立ち情報

働いている保育園が就業規則の中で産休も育休もとれると決めていても、実際本当に取得できるのかと不安に思っていませんか?保育士の産休や育休の取得の流れと共に産休や育休にかかわる法制度についても紹介します。

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1. 保育士も産休・育休の取得ができる

保育士として働く中で先輩や同僚の保育士が妊娠をすると、何となく「この忙しい時に産休?」という空気になることがあります。
そのような雰囲気を経験すると自分が結婚して子供ができたら産休って取りにくいのではないか、と不安になるものです。
しかし産休はもちろん、育休はパパも利用できる制度なので知識を持っていれば安心でしょう。
保育園での就業規定はもちろんですが、産前産後の休暇の取得については労働基準法をはじめとした法律についても知識が必要です。
安心して仕事を休むことができるよう、ある程度の知識は身につけておく必要があります。

2. 産休や育休をとる際に知っておきたい法律での規定

保育士はもちろんですが、どのような仕事でも産休や育休を取得するためには正しく情報を身につけておく必要があります。
特に法律関係の用語はわかりにくいので、以下にまとめた情報を確認しておくとわかりやすいです。
・産休は産前産後の休業のこと
勤務している保育園の健康保険に加入している女性は「産前産後休業」をとることができます。
産前休業は出産予定日の6週間前から出産日まで取得でき、産後休業は出産の翌日から8週間までとることが可能です。
・産後休業は法律によって定められている
産後休業については労働基準法によって「原則8週間」働くことが禁じられています。
しかし、産後の経過がよく医師が働いても良いとし、本人も希望すれば「産後6週間を過ぎてから」働くことができます。
・産前休業は本人の希望で取得もできるし取得しなくてもいい
体調も良いし、出産前はできるだけギリギリまで仕事をしたい!という人もいるでしょう。
産前休業については本人の希望によって取得してもしなくてもいいことになっています。
そのため、体調や保育園の事情によって取得する人、取得しない人がいます。
・育休や産休を取得できる条件
育休や産休を取得できる条件は「育休を取得できる対象労働者」です。
そのため働いていれば誰でも取得できるわけではないことを知っておきましょう。
■対象となる条件
② 入社して1年以上経過していること
② お子さんが1歳6か月もしくは2歳に達するまで契約が満了となり更新されないことが明らかではないこと
■対象外となる条件
① 入社してから1年未満の方
② 申し出から1年以内に雇用期間が終了する方
(1歳6か月または2歳までの育児休業では申し出から6か月)
保育士の中にはパートや契約社員など非正規雇用で勤める場合もあります。
産休も育休も「雇用形態」は関係ありません。
産休を取得することで仕事を辞めなければならないと不安になる人もいるでしょう。
しかし「妊娠・出産」を理由とする解雇は法律によって禁止されているので、
条件を満たしている方は産休も育休もとることができます。
もし解雇と言われるようなことがあれば、労働局に相談するといいでしょう。

3. 保育士が産休や育休を取得しやすい保育園とは?

いくら法律によって産休や育休が取れるようになっていても、保育士が足りていない都市部を中心として、産休や育休を取得することがなかなか難しい保育園もあります。
テレビや新聞で話題になる、育休取得が順番性という保育園は少なくありません。
そのため、育休が終わって保育園に復帰したら自分の居場所がなくなったり、育休をとろうとしたら「今まで妊娠したら皆辞めている」と言われたり、ということは残念ながら現実で起こることもあります。
しかし保育士が産休や育休を取得しやすい保育園もあります!
せっかく働くなら安心して長く働きたいものです。
そこで、産休や育休の取得しやすい保育園の特徴を紹介します。
・産休や育休の取得実績をみてみよう
保育園に勤務する前であれば産休や育休について実績について確認します。
取得者数、取得率、日数といったデータを見ると保育園で産休や育休をとりやすい環境なのかわかります。
すでに働いている保育士や園長に質問できる場面がある場合には直接質問するのも良いでしょう。
実際にどのくらいの頻度で産休や育休の取得がされているのか、取得の申請はしやすい雰囲気なのか、という質問への返答を聞くと取得時の様子が想像しやすいです。
・保育園をしっかり見る目も必要!
保育園の見学の際には、保育士や園児の様子をじっくり見てみましょう。
先生たちの連携が取れていたり、園児と保育士が仲良く遊んでいたりと良い雰囲気の保育園であれば産休や育休の取得しやすい保育園である可能性が高いです。
やはり、保育士にギスギスした空気があると、保育園全体の雰囲気はよくありません。
子供たちがのびのびしているのはもちろんですが、育士が笑顔で保育をしていたり、保育士同士がコミュニケーションをとれていたりする保育園は、自分が働いていても安心ができます。
・今働いている保育園なら産休や育休についてしっかり質問してみるべき
今働いている保育園の産休や育休の状態がわからないということなら、勇気を出して産休や育休はどうなっているのか、先輩、園長先生に質問してみましょう。
このとき、この保育園でできる限り長く働きたいと思っているという気持を伝え、その中で産休や育休がとれるのか聞くのが大切です。
園長との面談が定期的に行われる保育園の場合には、産休や育休の取得状況を確認するとともに、自分がいつ頃産休や育休の取得を希望しているか話すとスムーズに取得しやすいでしょう。
保育士を大切に思ってくれている園なら、真摯にこたえてくれるはずです。

執筆者:山口友美 保育士

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